今回は「保安規程を知ってますか?」についてです。
この「保安規程を知ってますか?」は、内容を知ってますかと言うよりも、「保安規程というものを聞いたことがありますか?」と言うレベルでお話いたします。
■ まずは、みなさんは保安規程という言葉を聞いたことがありますか?
聞いたことがないという方は、おそらく引き継ぎで前任者の方から教えてもらっていないのかもしれませんし、もしかしたらわたくしたちの仲間である電気管理技術者や電気保安法人の保安業務従事者の方から詳しい説明を受けていないのかもしれません。
■ そもそも、この保安規程とは何なのでしょうか?
それは、自家用電気工作物(キュービクル)を設置するうえで安全に使用するためのルールブックだと思っていただければいいと思います。
そしてこれを作成するのは、設置者のみなさんが作成しなくてはいけないのです。
しかし、保安規程を一から作成なんて無理無理。実際にわたくしたちも1からすべて作ろうと思うと無理です。やはり参考書などを参考にしながら作らないと作れません。
そのくらいのレベルなので、一般の方が1から作るのは無理ですから、わたくしの場合は雛形をお渡しして、それを丸写しで作ってもらってます。
■ ん?ひな形を丸写しでOK?ならそんなに重要ではないのでは? って思った方がいらっしゃると思います。
実はこれが一番大切で、この保安規程がすべてと言ってもかごではないくらい大事なものになります。
契約書についても、点検の頻度および項目にかんしては「詳細は保安規程によるもの」と書かれております。
つまり、外部委託先にお願いする際に必須だけじゃなく、そもそも設置の許可を取る際に必要なのがこの保安規程ですので、「保安規程?なにそれ??そんなのあったっけ???」と言う方は、まずは点検報告書のファイルを見てください。
そこにないときは、契約書などと一緒に保管してあるかもしれません。
それでも見つからない場合は、今契約している電気保安法人、もしくは電気管理技術者の方に雛形の再発行をお願いしましょう。
冊子の場合はいくらかお金がかかると思いますが、コピー紙での発行でしたら無料でしてくれると思います。
そしてじっくり読んでみてください。わからない場合は教えてもらうのもいいと思います。
それくらい大切ですので、まずは一読してください。
それでもわからない場合は・・・こちらのコラムで順次説明しますので、ゆっくり待っててください。
今回は、保安規程を知っていますか?についてでした。